東京大学 三浦篤研究室 BLOG
2021年2月28日日曜日
移り棲む美術
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[三浦篤] 2021 年 3 月 10 日に『移り棲む美術 ジャポニスム、コラン、日本近代洋画』(名古屋大学出版会)が刊行される。手元には 先行して 1 冊今日届いたのだが、それなりの重量感、存在感を感じつつも、美しい仕上がりとなっていて感慨ひとしおだっ た。 30 年間に執筆...
2020年6月30日火曜日
「ジャポニスム2018」の遺産(レガシー)(2) —日本美術展から大英マンガ展へ—
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[三浦篤] 「ジャポニスム2018」という一大イベントは、主催者がどこまで明確に意識していたかは別にして、歴史的に見れば、19世紀の万国博覧会の日本展示を継承する日本文化博覧会であり、第2のジャポニスムの盛り上がりを期待する国家的文化輸出政策につながるものであった、というの...
2020年5月29日金曜日
マネ講演会@日仏会館 by ZOOM
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[三浦篤] 東京でもようやく緊急事態宣言が解除される段階まで来たものの、新型コロナウィルスの感染拡大状 況はまだまだ予断を許さない。私もこの 1 ヶ月は自宅でオンラインの授業と会議に明け暮れる日々を 過ごして、やや疲れ気味の感もあるが(オンライン授業は時々リスナーと会話するこ...
2020年4月19日日曜日
「ジャポニスム2018」の遺産(レガシー)(1) ―万国博覧会から日本文化博覧会へ―
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[三浦篤] 2018 年にフランスで「ジャポニスム 2018 」と命名された一大文化イベントが開催されたことはまだ 記憶に新しい。 2018 年は、日本とフランスの外交関係が樹立してから 160 年目、明治維新から 150 年 目、さらには日仏関係に寄与した文人外交官ポール...
2018年10月24日水曜日
新著刊行『エドゥアール・マネー西洋絵画史の革命』(KADOKAWA, 2018)
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[三浦篤] 長年、まとめたかったマネ論を最近ついに刊行することができた。別個に考えているマネに関する本格的な研究書(作品研究を中心としたもの)とは違った内容で、研究書と美術評論の両方の要素を含んでいる。いろいろな事情もあり、この問題提起的なマネ論を先に世に出すことになっ...
2017年5月29日月曜日
パリの石橋コレクション
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[三浦篤] 5月のパリ出張で「石橋財団ブリヂストン美術館の傑作」展を観た。モネの「睡蓮」でよく知られるオランジュリー美術館で2017年4月5日から8月21日まで開催されており、日本の西洋絵画コレクションのヨーロッパでの紹介という意味では、私が2015年〜2016年にド...
第3回ピカソ国際会議(バルセロナ)および第15回エコル・ド・プランタン(ジュネーヴ)発表報告
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[松井裕美] この度、バルセロナで開催された第 3 回ピカソ国際会議( 4 月 27 日〜 29 日)およびジュネーヴで開催された 第 15 回 エコル・ド・プランタン( 5 月 8 日〜 12 日)に発表者として参加させていただく機会を得た。 前者は2回目の発表、後者...
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